・Stability AIがStable Diffusion 3をAPIとして提供開始し、開発者は最新モデルを自身のアプリケーションに統合可能に。
・Stable Diffusion 3は高品質の画像生成を実現し、タイポグラフィやプロンプトへの適合性で他モデルを上回る。セーフティにも取り組む。
・近日中にモデルの重みを公開予定。Stable Assistant Betaでは限定ユーザーがStable Diffusion 3を用いたコンテンツ作成が可能に。
Stability AIは、Stable Diffusion 3およびStable Diffusion 3 TurboをStability AI Developer Platform APIで提供開始しました。これにより、開発者はこれらの最新モデルを自身のアプリケーションに統合できるようになります。
高品質の画像生成を実現
Stable Diffusion 3は、DALL-E 3やMidjourney v6と同等以上の性能を持ち、タイポグラフィやプロンプトへの適合性において人間の好みに基づく評価でこれらのモデルを上回ったとのことです。新しいMultimodal Diffusion Transformer (MMDiT) アーキテクチャにより、以前のバージョンと比べてテキストの理解力やスペルの能力が向上しています。
パートナーとの提携でパフォーマンスと可用性を確保
Stability AIは、高速で信頼性の高いAPIプラットフォームを提供するFireworks AIと提携しました。これにより、99.9%のサービス可用性を実現し、企業が重要なジェネレーティブAIワークロードに同社の開発者プラットフォームを活用できるようになります。
セーフティへの取り組み
Stability AIは、安全で責任あるAIの実践を信条としており、悪用防止のために合理的な措置を講じています。モデルのトレーニング時から評価、デプロイに至るまで、研究者や専門家、コミュニティと協力しながらセーフティに取り組んでいます。
今後の展開
現在、APIを通じて利用可能なStable Diffusion 3ですが、Stability AI Membershipでのセルフホスティング向けにモデルの重みを近日中に公開予定とのことです。また、同社のStable Assistant Betaの早期リリースに限定ユーザーを招待中で、Stable Diffusion 3を用いたコンテンツ作成が可能になる予定です。
