ソフトバンクなど3社、国産LLM「Sarashina」の生成AIサービス提供へ
「生成AIニュースメモ」は、生成AIの最新ニュースを要点3行+詳細メモで記録していくシリーズです。関連するG検定キーワード解説への内部リンク付きで、最新動向のキャッチアップと試験の時事対策に使えます。
- 1ソフトバンク・オラクル・SB Intuitionsの3社が、国産LLM「Sarashina」を活用した生成AIサービスを2026年6月から順次提供
- 2基盤の「Cloud PF Type A」は「Oracle Alloy」採用のクラウドで、国内データセンター運用によりデータ主権(ソブリン性)を確保
- 3文章校正やリポート自動生成からエージェント・マルチエージェントシステム構築まで幅広い業務効率化を支援
ソフトバンクは2026年4月16日、オラクルおよびSB Intuitionsとの協業に基づき、「Oracle Alloy」を採用したクラウドサービス「Cloud PF Type A」で、SB Intuitionsの国産大規模言語モデル「Sarashina」を活用した生成AIサービスを2026年6月から順次提供すると発表しました。ソフトバンクが日本国内のデータセンターで管理・運用することでデータ主権(ソブリン性)を確保し、機密性の高いデータを扱う企業や自治体でも安心して生成AIを活用できる基盤を提供するとしています。
サービスの概要
「Cloud PF Type A」は、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」の200種類以上のAIおよびクラウドサービスが利用できる「Oracle Alloy」を活用したクラウド基盤を、ソフトバンクの日本国内データセンターに導入し、同社が管理・運用することでデータ主権を備えたクラウドサービスです。
SB Intuitionsが開発を進める「Sarashina」は、高い日本語処理性能を持ち、日本特有の文化や慣習に精通した国産LLMです。「Cloud PF Type A」で「Sarashina」を利用することで、顧客が保有する機密情報やデータなどを連携させた高精度な生成AIサービスを、データ主権を備えた環境下で利用できます。
提供スケジュール
- ▸生成AIサービス — 2026年6月から順次提供開始
- ▸Cloud PF Type A(東日本) — 2026年4月に東日本のデータセンターで提供開始済み
- ▸Cloud PF Type A(西日本) — 2026年10月に生成AIサービスと併せて提供開始予定
提供される機能
- ▸文章の校正やリポートの自動生成
- ▸社内ナレッジと連携したプログラミング支援機能
- ▸人と自然な対話が可能なエージェント
- ▸複数のAIが協調して課題解決を行うマルチエージェントシステムの構築
これらを通じて、幅広い業務の効率化に貢献する生成AIサービスを提供するとしています。
AIインフラの拡充と両社のコメント
ソフトバンクはさらに、オラクルが提供する分散型クラウドに加えて、エンタープライズ向け生成AIサービス「OCI Enterprise AI」や、大規模なAIモデルの学習・推論・運用を支えるOCIのAIインフラストラクチャーを展開し、AIサービスの開発と拡張を支援します。強固なセキュリティーやガバナンスを確保することで、企業および自治体におけるソブリン性を備えたAI活用のニーズに応えるとしています。
ソフトバンク常務執行役員の丹波廣寅氏は、企業や官公庁で機密性の高いデータを扱いながらAIを活用したいニーズが高まっているとし、安心して生成AIを活用できる基盤を提供すると述べています。日本オラクル専務執行役員の竹爪慎治氏は、独自の高密度かつ高効率なデータセンター技術により、設置面積や電力消費を抑えつつOCIのフルポートフォリオをソブリン性を備えた環境で提供できる「Oracle Alloy」を通して、ソフトバンクのクラウドおよびAI戦略を支援するとコメントしています。
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