xAI、Grokの音声認識・音声合成APIを提供開始
「生成AIニュースメモ」は、生成AIの最新ニュースを要点3行+詳細メモで記録していくシリーズです。関連するG検定キーワード解説への内部リンク付きで、最新動向のキャッチアップと試験の時事対策に使えます。
- 1Grok VoiceやTesla車両と同じ技術基盤の音声認識(STT)・音声合成(TTS)の単体APIを公開
- 2STTは単語レベルのタイムスタンプや話者分離に対応し、総合の単語誤り率6.9%で競合3社を上回る精度
- 3料金はSTTがバッチ1時間0.10ドル・ストリーミング0.20ドル、TTSが100万文字あたり15ドル
xAIは2026年4月17日(米国時間)、音声認識API「Grok Speech to Text(STT)」と音声合成API「Grok Text to Speech(TTS)」の2つの単体音声APIを発表しました。Grok VoiceやTesla車両、Starlinkのカスタマーサポートを支えるものと同じ技術スタック上に構築されており、音声エージェントやリアルタイム文字起こしツール、アクセシビリティソリューション、ポッドキャストなど、あらゆるアプリケーションへ高品質な音声機能を簡単に組み込めるようにするものです。料金は競合より低い水準に設定されています。
Grok Speech to Textの機能
- ▸提供形態 — 大きな音声ファイルをミリ秒単位で文字起こしするREST APIと、最低遅延のWebSocket APIによるリアルタイム文字起こし
- ▸付加機能 — 単語レベルのタイムスタンプ、話者分離(ダイアライゼーション)、マルチチャンネル対応
- ▸Inverse Text Normalization — 数値・日付・通貨などの話し言葉を適切な構造化表記へ賢く変換
- ▸多言語対応 — 25以上の言語をサポートし、発話中の言語切り替えにもシームレスに追従
話者分離は録音済み音声とリアルタイムストリーミングの双方で利用でき、単語レベルの話者IDを付与します。マルチチャンネル音声の文字起こしでは完全な話者分離が可能です。
精度: 主要商用モデルとの比較
- ▸電話でのエンティティ認識 — Grok STT 5.0%(ElevenLabs 12.0%、Deepgram 13.5%、AssemblyAI 21.3%)
- ▸動画・ポッドキャスト — 2.4%(ElevenLabs 2.4%、Deepgram 3.0%、AssemblyAI 3.2%)
- ▸会議 — 10.9%、電話音声: 9.3%でいずれも競合3社を上回る
- ▸総合 — 6.9%(ElevenLabs 9.0%、Deepgram 11.0%、AssemblyAI 12.9%)
数値は単語誤り率(WER)で、低いほど高精度です。固有表現の認識に優れ、医療・法務・金融といったビジネス用途に強いとしています。
Grok Text to Speechの機能
長文テキストの音声化にはREST API、リアルタイムの音声生成にはWebSocket APIを利用できます。[laugh](笑い)、[sigh](ため息)、[whisper](ささやき)といったインラインのスピーチタグや、<emphasis>(強調)、<slow>、<pause>などのタグをテキストに埋め込むだけで、複雑なマークアップなしに自然な抑揚や感情を備えた生き生きとした話し方を実現できます。
料金
- ▸STT(バッチ) — 1時間あたり0.10ドル(AssemblyAI 0.21ドル、ElevenLabs 0.22ドル、Deepgram 0.31ドル)
- ▸STT(ストリーミング) — 1時間あたり0.20ドル(ElevenLabs 0.39ドル、AssemblyAI 0.45ドル、Deepgram 0.55ドル)
- ▸TTS — 100万文字あたり15.00ドル(OpenAI 30ドル、InWorld AI 40ドル、Cartesia 46.70ドル、ElevenLabs 50ドル)
使用量ベースの分かりやすい課金で隠れた費用はないとしており、詳細な料金とレート制限はxAI APIコンソールで確認できます。
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最新のまとめ号はこちらです。その月の生成AIニュースの全体傾向と、G検定試験風の理解度チェック問題を1本にまとめています。
