📰 生成AIニュースメモ

Preferred Networks、国産基盤モデル「PLaMo 3.0 Prime」を正式リリース

🗓 2026年6月22日#Preferred Networks#PLaMo#国産LLM

「生成AIニュースメモ」は、生成AIの最新ニュースを要点3行+詳細メモで記録していくシリーズです。関連するG検定キーワード解説への内部リンク付きで、最新動向のキャッチアップと試験の時事対策に使えます。

⚡ 3行まとめ
  1. 1PFNがフルスクラッチ開発する国産生成AI基盤モデルの最新フラッグシップ「PLaMo 3.0 Prime」を正式提供開始
  2. 2推論力の高いReasoningモデルと応答速度の速いNon-reasoningモデルを、APIまたはオンプレミスで使い分けられる
  3. 3コンテキスト長を64kから256kへ拡張し、AIエージェントとしての実務利用に対応

株式会社Preferred Networks(PFN)は2026年6月22日、フルスクラッチで開発する国産生成AI基盤モデルPLaMoの最新フラッグシップ「PLaMo 3.0 Prime」を正式に提供開始しました。2026年3月に発表したPLaMo 3.0 Prime β版をもとに、モニター利用や社内評価で得た知見を反映し、企業利用における実用性を高めたモデルです。API経由またはオンプレミスで利用でき、論理的思考を要する複雑なタスク向けのReasoningモデルに加え、応答速度の速いNon-reasoningモデルも提供することで、企業のさまざまな用途に応じて使い分けられます。

主な特長

  • 2種類のモデル — 推論力・精度の高いReasoningモデルと、応答速度の速いNon-reasoningモデルをAPIまたはオンプレミスで提供し、企業の用途に応じて選択できる
  • トークン効率 — 独自開発のトークナイザによりトークン効率を高め、コストパフォーマンスが向上
  • 推論能力 — 複雑な指示への対応、段階的推論、数理・アルゴリズム問題への対応力を強化
  • エージェント用途 — コーディング性能とツール利用性能を高め、対応コンテキスト長を64kから256kへ拡張
  • 日本語性能 — 独自データセットに加え、日本語の業務文書や対話、専門領域での利用を想定した学習・評価を行い、自然な文脈理解、論理展開、業務利用に必要な指示追従性能を向上
  • 安全性 — 危険な情報やセンシティブな情報に対する安全性が向上
  • 開発の土台 — 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)との共同研究で得られた事前学習モデルをベースに開発した、国産生成AI基盤モデルPLaMoの最新フラッグシップ

2つのモデルの使い分け

Reasoningモデルは複数の条件を整理しながら段階的に結論を導く能力に優れており、複雑な指示への対応、数理・アルゴリズム問題、専門性の高い質問応答、業務上の意思決定支援などに適しています。一方のNon-reasoningモデルは深い推論よりも応答速度が重視される用途に適しており、社内文書の要約、定型的な問い合わせ対応、情報抽出、分類、チャットボットなど、幅広い業務で効率的に活用できるとしています。

PLaMo 3.0 Primeは、β版で初めて導入されたReasoning能力のさらなる強化に加え、日本語の指示追従性の向上、外部ツールの呼び出し、複数ステップの処理、コード生成・修正、業務システムとの連携など、企業が生成AIを実務へ組み込む際に重要となる機能を強化しています。これにより単発の質問応答にとどまらず、業務プロセスの一部を担うAIエージェントとしての応用が可能になるとしています。

評価結果

  • 日本語性能とコスト — PFNが収集した複数の日本語ベンチマークの平均スコアと、その評価にかかる推論・応答のコストで各モデルと比較。評価コストは、実際にかかった入力文と推論・応答のトークン数に、PLaMoはPLaMo APIのstandardプラン料金、それ以外のモデルはOpenRouterの平均価格を乗じて算出している
  • ベンチマーク — 社内評価で、β版およびPLaMo 2.2 Primeと比べて主要ベンチマークの大幅な性能向上を確認。Qwen3.6-27Bやgpt-oss-120bなど同性能帯のオープンモデル、GPT-5.4 miniやClaude Haiku 4.5など同価格帯のクローズドモデルとの比較でも、日本語での指示追従、コーディング、ツール利用の領域で競争力のある結果を示した
  • 安全性 — NICTから提供を受けた安全性に関するデータを活用して安全性向上に取り組んだ結果、スタンフォード大学基盤モデル研究所が開発・運用する安全性評価ベンチマークスイートHELM Safetyの各カテゴリで、海外モデルと同程度以上の安全性能を達成

PLaMoの提供形態

PLaMoはPFNが主導して国内でフルスクラッチ開発する国産生成AI基盤モデルで、商用版フラッグシップのPLaMo Prime、自動車や製造設備などのエッジデバイス向けに軽量化した小規模言語モデルPLaMo Lite、日本の金融知識を追加学習した金融特化型PLaMo、日本語の翻訳に特化したPLaMo翻訳などを用途に合わせて提供しています。PLaMo Primeはクラウド型API、Amazon Bedrock Marketplace、オンプレミス、Snowflakeで提供され、国産AI構築プラットフォームmiibo、法人向け生成AIサービスTachyon 生成AI、約800の自治体が導入するQommonsAIなどのサービスに標準搭載されています。また、デジタル庁が整備する生成AI利用環境「源内」で試用される国内大規模言語モデルの1つにも選定されています。

PFNは今後も日本語性能に優れた国産生成AI基盤モデルPLaMoの開発と社会実装を進め、企業・自治体・研究機関における生成AI活用を支援するとともに、日本の産業競争力の強化に貢献していくとしています。

📚 このニュースをG検定の知識につなげる

関連キーワードの解説記事で、背景となる技術・概念を確認できます。

📅 月刊「G検定時事対策」で総ざらい

このニュースの月のまとめ号があります。その月の生成AIニュースの全体傾向と、G検定試験風の理解度チェック問題を1本にまとめています。

🎓 2026年6月号を読む →
🔗 出典(一次ソース)
https://www.preferred.jp/ja/news/pr20260622
※本記事は一次情報をもとに要約・再構成したものです。詳細は出典をご確認ください。